血液透析用医療機器･消耗品

一般的に良く聞かれる｢人工透析｣と呼ばれる治療法の中で、腎臓機能を代行する部分と成ります。
通称は｢ダイアライザー｣と呼ばれ、半透膜を介して血液と透析液の間で、腎毒性成分や水分の除去を行います。

現在は多数の材質が開発されており、それぞれの患者様に最適な物を選択出来る様に成っております。

血液透析が長期（概ね10年程度）に及ぶと、｢関節痛｣や｢運動障害｣などを主症状とする｢透析アミロイド症｣が発症する場合が見受けられます。
原因は｢β2-ミクログロブリン｣と呼ばれる物質が体内（主に関節周辺）蓄積される為と言われています。
最近は透析技術、材料等も進化して｢β2-ミクログロブリン｣を除去しやすく成っておりますが、更なる透析歴の長期化、過去に蓄積された物などを除去する為に使用されます。

血液透析に於いて、「ダイアライザー」が腎臓の代行とすれば「血液回路」は血管にあたるもので、人体から血液を導き｢人工腎臓｣を経由し血液を人体に返す為のものです。

ICUや透析室で緊急に血液を体外循環させる際、血管内に留置する為のカテーテルです。

昨今のハイパフォーマンスメンブレン（HPM）の使用など透析環境の変化に伴い、従来行われてきた次亜塩素酸ナトリウムと酢酸の組み合わせでは透析装置ライン内に蛋白質や糖、脂質などの有機物の汚れが堆積する現象が起きると多数報告されております。
それらに対応した各種洗浄剤が開発されております。

透析用針は大きく2種類に分けられます。 1つは、クランピングカニューラタイプで、外筒はポリプロピレンあるいはテフロン製で内筒が穿刺針と成っています。 2つ目は、AVFニードルタイプで金属製の留置針の後ろにシリコンチューブが付いたものです。 一般的に、クランピングタイプは比較的高価で、AVFは安価な傾向と成っております。 様々な滅菌方法が有りますが、最近は電子線滅菌が主流となってきています。

透析セット。シーツ各種。テープ類。その他透析用以外の医療消耗品全般に関しても、なんなりと御相談下さい。