医療用水処理とは

RO装置と機械室 RO装置と機械室
医療用水処理システムは、水を使用する各種医療において、使用目的にあわせた水質の水を製造供給し、使用後は周辺環境に影響を与えないよう排出するために、医療に関連する用水に対して、各種の処理を行うシステムです。
医療用水の中でも特に大量の水を必要とする透析治療では、透析液を作成するための希釈用水に対して、平成2年度に逆浸透膜(RO)処理による人工透析用希釈用水が健康保険の対象となり、透析医療現場にRO装置が著しく普及しました。
そして、平成4年の水道水水質基準の改正、平成5年12月の同施行等を経る中、透析治療においては「透析液清浄化」への要求がますます高まり、これにより膜処理技術は更なる進化を促される事となりました。
今日、RO装置の性能の向上とともに、RO処理水(希釈用水)により透析液を作成する「透析液供給装置」、粉末化が進む「粉末原液製剤の溶解装置」等も透析液清浄化のための対応を進めると同時に、「RO処理水の給水配管」や「透析液の給液配管」等設備面での改善も進み、透析液の清浄度を高いレベルで維持・管理することが出来るようになっています。

近年、透析技術、周辺機器、人工腎臓等が急速に進化し、過去には問題に成らなかった透析液の水質が治療成果に大きく関係する事がわかっております。

RO水系及び透析液ラインの熱水消毒に関してです。

透析液配管、透析装置内の付着物、細菌等を除去する為に使用します。

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